かぜ症候群

★ ウイルスによる感染症で、のどの痛み、鼻水、せき、発熱などの症状が出ます。通常は自然に治ります。     

かぜ症候群とは?

  • 🟢
    ウイルスによる感染症で、のどの痛み、鼻水、せき、発熱などの症状が出ます。
  • 🟢
    通常、特別な治療をしなくても、数日から1週間程度で自然に回復します。
かぜ症候群の挿絵

 

原因となる主なウイルス

▶ 終生免疫が得られないウイルス

RSウイルス (1) 、パラインフルエンザウイルス (4) 、インフルエンザウイルス (3) 、(新型)コロナウイルス (2)、ヒトメタニューモウイルス (4)

▶ 終生免疫が得られるが、種類が多いウイルス

ライノウイルス (>100)、アデノウイルス (>33)、エコーウイルス (31)、コクサッキーウイルスA群 (3)、コクサッキーウイルスB群 (6)

(カッコ内は、そのウイルスの種類)

ウイルス群の挿絵

 

治療について

🟢 かぜ症候群に、抗生剤は効きません。

🟢 また、インフルエンザを除き、ウイルスを直接排除する薬はありません。

🟢 症状を和らげる対症療法が中心になります。

 

自宅療養のポイントは?

🔵 水分補給をしっかり

経口補水液や麦茶などをこまめに飲ませましょう。発熱時や汗をかいたときは特に意識して補給しましょう。

🔵 栄養のある食事をとる

無理に食べさせる必要はありません。食べられるものを少しずつ与えましょう。消化のよいおかゆ、うどん、スープなどが適しています。

🔵 十分な休養をとる

体を温かくして、しっかり睡眠をとることが大切です。 無理に園や学校に行かせず、しっかり回復するまで、自宅で静かに過ごしましょう。

 

こんな時は要注意!

  • 🔴
    38.5度以上の熱が3日以上続く
  • 🔴
    呼吸が苦しそう(ひどい咳・ゼーゼー・息が速い・顔色が悪い)
  • 🔴
    水分がとれない(飲めない・尿が少ない・唇が乾燥している)
  • 🔴
    ぐったりしている(反応が鈍い・機嫌が悪い・ずっと眠い)
  • 🔴
    保護者が“なんとなく変”と感じたとき

  

2025年8月3日版