口内炎の時の食事

★ 口内炎で口の中が痛い時の、おすすめの食事について説明します。

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    口内炎などで口の中が痛く、食事がとりにくいときには、痛みを和らげながら栄養がしっかり取れる食事が重要です。
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    以下の食品や調理法を参考に、工夫してみましょう。

口内炎の時の食事の挿絵

 

柔らかく、刺激の少ない食品

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    口内炎があると、硬い食べ物や辛い・酸っぱい・熱い食物は刺激となって痛みを引き起こします。
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    次のような食べ物がおすすめです。

 

〇 お粥や柔らかいご飯:消化に良く、口の中でほとんど噛まずに飲み込めるため、痛みを最小限に抑えられます。

〇 うどん、そうめん:柔らかく煮たものは食べやすいです。スープが熱すぎないように気をつけましょう。

〇 パン:食パンをミルクやスープでふやかして、口当たりが柔らかくなるようにします。
柔らかいパン(食パンやパンがゆ)は口の中であまり噛まずに飲み込めるので、食べやすいことがあります。また、牛乳やスープなどでふやかすとさらに食べやすくなります。

【注意点】一方で、パンの表面が乾燥していたり、トーストした場合は口内炎に当たると痛みを引き起こすことがあるため、トーストよりは柔らかい状態のパンを選ぶと良いです。また、パンの種類によっては少しパサつくことがあるので、水分が少ないパンだと口内が乾燥し、食べにくく感じることがあります。

〇 ポタージュスープ:クリーミーで冷やしてもおいしいスープ(じゃがいも、かぼちゃ、にんじんなどの野菜ポタージュ)は栄養も豊富です。

 

冷たくて飲み込みやすいもの

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    冷たいものは口内の炎症を和らげることがあります。
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    次のような冷たい食品が適しています。

 

〇 ヨーグルト:酸味が強すぎないものを選び、冷たくして食べると痛みが軽減されます。

〇 ゼリーやプリン:冷たくて滑らかな食感があり、飲み込みやすいです。できれば甘さ控えめなものを選びましょう。

〇 アイスクリーム:特にバニラや牛乳ベースのものは口当たりが良く、痛みを一時的に和らげます。ただし、酸っぱいフルーツ味のものは避けましょう。

 

栄養をしっかり摂るための工夫

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    口内炎が痛いときでも、子どもが必要な栄養をしっかり摂るためには工夫が必要です。
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    次のような食材を試してみましょう。

 

〇 野菜や果物のピューレ:柔らかく煮た野菜や果物をミキサーでピューレにすることで、栄養を摂りやすくなります。バナナ、リンゴのペーストもおすすめです。

〇 たんぱく質を含む食品:豆腐ややわらかく煮た卵料理(スクランブルエッグや温泉卵など)、白身魚のスープなどはたんぱく質が豊富で、口当たりも柔らかいです。

 

避けたほうが良い食べ物

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    次のような刺激の強い食材は避けましょう。

 

✖ 酸味の強い食べ物:オレンジ、レモン、トマトなどは酸が強く、口内炎に刺激を与えるので避けましょう。

✖ 塩分が強いもの:塩辛いスナックや漬物などは刺激が強いため控えます。

✖ 辛いもの、香辛料:辛い調味料(カレー、チリソースなど)は口内炎を悪化させる可能性があるので避けてください。

  

2025年8月3日版