ヘルパンギーナ

★ 突然の高熱と、口の奥にできる小さな水ぶくれが特徴の、夏に多くみられる、子どもに多いウイルス感染症です。    

どんな病気?

手足口病挿絵

🟢 夏に多くみられる、子どもに多いウイルス性の感染症です。

🟢 コクサッキーウイルスA群★1)というウイルスが原因となります。

★1)主にコクサッキーウイルスA型 ( 特にA4、A5、A6、A10など )が原因です。

🟢 突然の高熱(39℃前後)と、口の奥(のど)にできる小さな水ぶくれ(口内炎)が特徴です。

🟢 のどの痛みが強く、飲食がつらくなることがあります。

🟢 発熱は1~4日程度で治まり、ほとんどの場合、1週間以内に自然に回復します。

 

感染経路は?

🟢 飛沫感染(咳やくしゃみ)、接触感染(手指やおもちゃなどを介した感染)、便に含まれるウイルスによる感染が主な経路です。

🟢 熱が下がったあとも、便からはしばらくウイルスが排出され続けるため、トイレ後の手洗いが大切です。

 

治療と療養の注意点は?

🟢 ヘルパンギーナに特効薬はありませんが、比較的軽い病気です。

🟢 次のポイントに注意して、つらい症状を和らげるケアをしましょう。

🔵 口の中の痛みをケア
口の中が痛くて食事が難しい場合は、酸っぱいものや熱いものは避けて、
❶ 柔らかく、刺激の少ない食品、❷ 冷たくて飲みやすいもの★) などを与えましょう。

★) ❶ お粥や柔らかいご飯・うどん・そうめん・柔らかいパン(パンがゆ)など。
❷ 冷たいヨーグルト・ゼリー・プリン・アイスクリームなど。

のどが痛い時の食事の挿絵

 

🔵 発熱や痛みの対処
アセトアミノフェン(解熱鎮痛剤)で熱や痛みを和らげます。

🔵 手洗いを徹底
感染予防の基本です。特にトイレの後や食事の前にしっかり手を洗いましょう

 

登園・登校は?

🟢 熱が下がり、のどの痛みが軽くなり、しっかり食事・水分がとれるようになれば登園・登校できます。

 

こんな時は要注意!

  • 🔴
    口の中が痛くて水分が十分に摂れないとき。
  • 🔴
    高い熱が、3日以上続くとき。
  • 🔴
    吐いてぐったりしているとき。

 

より詳細な情報

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2025年8月3日版