ヘルパンギーナと手足口病のちがい

★ 「『夏かぜ』と呼ばれるヘルパンギーナと手足口病は、どちらも喉が痛くなりますが、発疹の有無が主な違いです。       

🟡 症状のちがいって?

🟢 どちらも「夏かぜ」と呼ばれるウイルス感染症で、エンテロウイルス属のウイルスが原因です。

🟢 どちらも喉の痛みがありますが、発疹があるかどうかが大きな違いです。

ヘルパンギーナと手足口病の挿絵

主なウイルス
ヘルパンギーナ
コクサッキーウイルスA群
手足口病
コクサッキーA6・A16、EV71など

発熱
ヘルパンギーナ
高熱(39℃前後)になりやすい
手足口病
軽度(37~38℃)が多い

発疹の場所
ヘルパンギーナ
皮膚の発疹はなし
手足口病
手・足・ひざ・おしりなどに小さな水疱

のどの痛み(口内炎)
ヘルパンギーナ
強く、飲食がつらくなる
手足口病
それほど強くないことが多い

流行時期
ヘルパンギーナ
主に夏(6~8月)
手足口病
同じく夏に多い

👉 見分けがつかないこともありますが、どちらも自然に治る病気です。

 

🟡 ヘルパンギーナの詳しい説明はコチラ。

🟡 手足口病の詳しい説明はコチラ。

 

🟡 原因ウイルスについて

🟢 ヘルパンギーナや手足口病の原因は、「エンテロウイルス」というウイルスの仲間です。

🧬 エンテロウイルスとは?

🟢 胃や腸で増殖するウイルスですが、のどや皮ふにも症状を出します。

🟢 ウイルスの種類がとても多く、年や地域によって流行するタイプが異なります

🟢 治療薬やワクチンはありませんが、ほとんどの人は自然に回復します

🟢 ウイルスは便や唾液に長く残るため、手洗いが感染予防の基本です。

  

2025年8月3日版