📣年長さんにお知らせ~小学校入学する前に接種すべき予防接種

MRワクチン
おたふくかぜワクチン
三種混合ワクチン
ポリオワクチン

は 年長さんでの接種が推奨されています。
小学校入学前(2025年3月31日まで)に、接種しましょう。

   ※上の表は、下記より転載・一部改変しています。
    

お子様の感染予防のため、
是非接種をご検討ください!

 
 

  詳しい情報  
 

下記をクリックすると、詳細情報にリンクします!

 
 

 💉 MRワクチン  

定期接種(公費)

■ 麻しん(はしか)、風しんを予防するワクチンです。

■ 公費の期間は、小学校就学前(年長さん)です。公費でできるのは3月31日までですので、早めに接種しましょう。

麻しん(はしか)とは

🟢 麻しんウイルスによって発生する急性の全身感染症です。

🟢 感染力がとても強く、空気感染、飛沫感染、接触感染で広がります。

🟢 主に、高熱が何日も続き、全身の発疹、せき、鼻水、目の充血などの症状がでます。

🟢 肺炎、中耳炎を合併しやすく、1,000人に1人くらい脳炎を発症します。

🟢 先進国であっても、1000人に1人は死亡する重い感染症です。

風しんとは

🟢 風しんウイルスによって発生する急性の発疹性感染症です。

🟢 飛沫感染による強い感染力を持ちます。

🟢 発熱、発疹、首のリンパ節が腫れるのが主な3つの症状です。

🟢 合併症として、数千人に1人、脳炎や血小板減少性紫斑病を起こします。

🟢 妊娠初期に感染すると、胎児にも感染して、先天性風疹症候群(心臓病、白内障、難聴、発達の遅れなど)という重い病気を発症することがあります。

 

✅ より詳しくは以下をご参照ください。

 
 
 
 
 

 💉 おたふくかぜワクチン  

任意接種(自費)

■ 流行性耳下腺炎(通称:おたふくかぜ)を予防するワクチンです。

■ 2回接種が推奨されています。

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)とは

🟢 ムンプスウイルスによって発生する病気です。

🟢 発熱と唾液腺(特に耳下腺)の腫れと痛みが主な症状です。

🟢 軽い病気と思われがちですが、髄膜炎( 10~100人に1人)や、稀ですが脳炎・脳症を発症し、後遺症が残ったり、死に至ることもあります。

🟢 その他、難聴(1000人に1人)や、精巣炎・卵巣炎・膵炎などの合併症があります。

🟢 妊婦が感染すると流産の危険率が高くなります。

 

✅ より詳しくは以下をご参照ください。

 
 
 
 
 

 💉 三種混合ワクチン  

任意接種(自費)

■ 百日咳・ジフテリア・破傷風を予防するワクチンです。

■ この中で、特に百日咳の発症が最近問題となっています。

■ 百日咳にかかる患者さんの多くが小学生で、原因は就学前の百日咳抗体価が低下しているためと言われています。

■ このため、小児科学会より、三種混合ワクチンを就学前に接種することが推奨されています。

百日咳とは

🟢 百日咳菌による、特有の激しい咳発作をおこす急性気道感染症です。

🟢 終生免疫(一度感染したら次はかからない)の感染症ではないため、何度でも百日咳にかかる可能性があります。

🟢 大人もかかりますが、感染の多くは子供です。

🟢 1 歳未満の乳児で重症化しやすく、特に生後6カ月未満の乳児では呼吸器不全から死亡する危険が高まります。

 

✅ より詳しくは以下をご参照ください。

 
 
   ※本文中のコラム『小学校入学前に任意ワクチンとして、三種混合ワクチンとポリオワクチンが進められるようになった事について』をご参照ください。
    
 
 
 
 
 

 💉 ポリオワクチン  

任意接種(自費)

■ ポリオを予防するワクチンです。

■ 日本では、1981年を最後に野生株のポリオウイルス感染者は報告がありませんが、世界ではまだまだポリオ発生国が多くあります。2022年はアメリカ、イギリスでワクチン由来株ポリオウイルスの発生が確認されました。

ポリオは2014年より、WHOが定める『国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態』の対象(※)となり、 2023年12月に勧告が延長されています。つまり、感染は国境を越えて広がる可能性が懸念されています。

■ 日本では、0~1歳時に、4回ポリオ含有ワクチン(4種混合ワクチン)の定期接種をしていますが、残念ながら、就学前に抗体価が低下してしまいます。

■ 世界的には4歳以降に追加接種をしている国が多いこともあり、小児科学会では、ポリオワクチンを就学前に接種することが推奨されています。

(※) 国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(英語: Public Health Emergency of International Concern, 略称: PHEIC)とは、大規模な疾病発生のうち、国際的な対応を特に必要とするもので、WHOが194か国に通じる法的拘束力をもって疾病の予防、監視、制御、対策が施され、強制力はないもののWHOは出入国制限を勧告することがあります。
 現在指定されている疾病は、ポリオ(2014年勧告;2023年12月に延期)のみです。これまでに、新型インフルエンザ(2009年)、エボラ出血熱(2014年、2019年)、ジカ熱(2016年)、新型コロナウイルス(2020年)、エムポックス(サル痘)(2022年)に勧告され、現在は解除されています。
 

   ※『ポリオ発生国』:2023年12月12日WHO報告を元に作成
    
ポリオ(急性灰白髄炎;小児麻痺)とは

🟢 ポリオウイルスにより、麻痺などを起こすことのある病気です。

🟢 主に感染した人の便を介してうつり、手足の筋肉や呼吸する筋肉等に作用して麻痺を生じることがあります。

🟢 子ども(特に5歳以下)がかかることが多く、永続的な後遺症を残すことがあります。

🟢 なお成人でも発症することがあり、亡くなる確率も高くなります。

🟢 万が一、発症した場合は、現在の医学では治療困難な病気です。

 

✅ より詳しくは以下をご参照ください。

 
   ※本文中のコラム『小学校入学前に任意ワクチンとして、三種混合ワクチンとポリオワクチンが進められるようになった事について』をご参照ください。